「崖の上のポニョ」は、言わずと知れた宮崎駿監督の作品になりますが、実は子供だけではなく大人も楽しめるジブリ作品なんです。
そこで、いざポニョを観てみましたが・・・なんだか不可解な点がいくつもあることに気づきました。
一番最初に感じたのは、ポニョがなぜハムを好むのか?ということでした。
宮崎駿監督のことだから、きっと何か奥深い理由があるに違いない・・・
そこで今回は、崖の上のポニョを観て気になったポイントを調査していきますよ〜
そもそもポニョって、なんでハムが好きなの??
物語の序盤、リサの車の中でそうすけがサンドイッチをポニョに食べさせるシーンがありましたよね?
しかし、なぜかポニョはパンを毛嫌いして食べませんでした。
そして、ハムを見た瞬間にかぶりつき、むさぼるようにハムを頬張っていました。
ラーメンを食べるシーンでも、真っ先にハムにかぶりついていましたよね??
そこで、なぜポニョはハムが好きのか??気になって仕方がありませんでしたので、私なりにポニョがハム好きの理由を整理してみました。
- ハムに塩分が含まれているから。
- 人類の先祖と言われる一人「ハム」にちなんで。
- ham(ハム)が、アマチュア無線家の通称だから。
まず最初の理由ですが、普段私たちが食べるハムについて調べてみたところ、ある面白い事実が発覚しました。
代表的な肉製品の一つ。豚肉を塩漬し,香辛料を加え,薫煙し,独特の風味と防腐性を与えた加工食品のこと。
引用:コトバンク
つまり、豚肉には塩分が含まれており、いわば海水と同じ状態なんですね。
もぉ〜お気づきかもしれませんが、ポニョは海水と同じ塩分が含まれているハムが大好きなんです!!
なぜあれほどハムが好きなのか?については、普段は広大な海をさまよっているだけに、ポニョにとって塩分はなくてはならない存在であり、日本人に例えるならお米のような存在なんですよ!!
勝手なこと言ってスミマセン!!
また、ノアの方舟(はこぶね)という有名な聖書は、大洪水にまつわる、ノアの方舟物語の事ですが、その物語の中でハムという人物が登場します。
ハムは物語の主人公「ノア」の3人の息子の一人で、アフリカを中心とする人類の先祖の一人だと言われています。
そんな人類の先祖と言われるハムを頬張ったのは、この世に生きる生命として当然の行為だったのかもしれませんね。
これまたちょっと強引な推定かもしれませんが、大洪水も発生した本作とは重なる部分も多かったので・・・
最後に、ハムという単語には肉製品のハム以外に、ham(ハム)というアマチュア無線家の通称という単語も存在します。
ham(ハム)という意味を調べてみましたが、以下の通りです。
アマチュア無線家の通称。音声やモールス符号による私設の短波無線局を開設することのできる有資格者
引用:コトバンク
ここでちょっとピンときた方がいらっしゃるかもしれませんが、そうすけの家族はモールス信号を使って、頻繁に家族間で連絡を取り合っていましたよね?
こういち(父親)が自宅に帰れないシーンで、リサとそうすけが暗闇の中でライトを巧みに操り、こういちに伝言を送るシーンですね。
つまり、そうすけ一家のようにモールス信号を巧みに操る家族をアマチュア無線家と呼ぶわけです。
ポニョはハムを食べることで、そうすけ一家とより深い関係が結べると察したのかもしれませんね。
それと、ちょっと脱線するかもしれませんが、そうすけが「ポニョはハムが好きなんだよ」と発言したことに対して、
あたしみたいね・・・
と発言したリサのフレーズも妙に気にかかっていました。
リサは現代のママをモチーフに描かれているようですので、食が欧米化した現代の若者はきっとハムなんかが好きなんでしょう(笑)
↓↓ポニョの父と母の馴れ初めが面白い・・・
そうすけが母親(リサ)を呼び捨てしているワケは?
コチラも同じぐらい気になったシーンではないでしょうか?
物語では頻繁にそうすけが母親であるリサを呼び捨てにするシーンがありますので、違和感を感じていた方も多いのではないでしょうか?
一般的に考えると母親を呼び捨てなんてちょっと考えられませんが、これまた宮崎駿監督のことですので、何かしらのメッセージが含まれているのでしょう。
ちなみに物語では、そうすけは5歳、リサは25歳という設定ですが、なぜか妙に今時のファミリーを思い浮かべてしまいます。
一昔前までは、親の名前を呼び捨てするなんて考えられませんでしたが、現代では親と子供が親子というよりは友達のようにフレンドリーな関係になっている世帯も多いですよね?
特に女性は顕著で、母親と娘がいつまでも仲良しという光景をSNSなどでよく見かけます・・・
そんな家族間の存在意義も一昔前と変わったことも考慮し、あえて母親を呼び捨てにする設定を選んだのではないでしょうか?
現実世界でも割りとありますが、母親側としては、他人に対してそれだけ仲の良い親子と思わせたい思惑はあるでしょうね。
それと、「母なんて呼ばれると、老けているイメージがあるから」と親の方針で呼ばせない家庭もあるようです。
子供は素直だから親の方針に従いますもんね・・・
それにしても、現代社会を読み取り、若者の視点に立って物語を制作しているなんて・・・やはり宮崎駿監督の着眼点とセンスは只者ではないですよ。
リサの車のナンバーが333の理由!
コチラも気になっていた方が多いのではないでしょうか?
車のナンバーは数字の3が3つ、物語では他にも3に関するキーワードが随所に散りばめられていました。
例えば、ラーメンを食べるシーンで、出来上がるまでは3分かかるとのこと。
これ。当たり前です。
ポニョの母親(グランマンマーレ)のイアリングが両耳に3つずつ付いている。
などなど。不思議な光景を目の当たりにしていましたが、何か3という数字に意味はあるのでしょうか?
そこで3という数字に隠された秘密を探りましたが・・・どうやら3にはアセンデッドマスター(超越した人間とその霊魂)を示す天使の数字という意味合いがあるみたいです。
たとえば、イエス・キリストなどですね。
そういえば、物語でポニョは頻繁に睡眠をとっていましたが、その回数も3回でしたね・・・
物語ではいくつものトラブルが発生していましたが、3という数字によって、そうすけやリサを擁護しているという意味合いがあるのかもしれませんね。
↓↓ポニョの父と母の馴れ初めが面白い・・・
ポニョの気になるポイントについてまとめ!!
ポニョがハム好きの理由は、以下のように考察。
- ハムに塩分が含まれているから。
- 人類の先祖と言われる一人「ハム」にちなんで。
- ham(ハム)が、アマチュア無線家の通称だから。
そうすけがリサを呼び捨てする理由は、ホントに仲の良い家族と思わせたい現代の親子関係をリアルに再現している。
リサの車が333の理由は、3という数字には天使の意味合いがあり、トラブルからそうすけやリサを擁護するため。
ポニョの気になるポイントについて調査してみましたが、結局これって各々で見方は違うでしょうし、必ずしも正解は一つしかないというわけではないと感じました。
いや〜なんとも奥深い作品ですね。我々の探究心をくすぐる宮崎駿監督には頭が上がりませんよ・・・
まだまだポニョには都市伝説的なシーンが多いので、もし機会があればもう一度ご覧になってはいかがでしょうか??
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
しまじろう
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