ゲド戦記といえば、宮﨑駿監督の息子さんである宮崎吾朗さんが脚本&監督を務めたことでも話題を呼びましたが、
やはりジブリ作品というだけあって物語が理解できない・・・という方も多いのではないでしょうか??また、ジブリ作品の面白いところは答えを明確にせずに映画が終了するというパターンが多く、ホントに視聴者を考えさせる作品でもあります。
かと言っても、考えてもよくわからないという方もいらっしゃるでしょうし、そもそも考えるのがめんどくさいという人もいるでしょう!笑
そこで今回は、ゲド戦記の意味不明な点をわかりやすく解説しながらネタバレしていきます!
また、独自の視点で今作の考察なども書き綴っていきますので、見逃すことのないように!
目次
ゲド戦記が意味不明でわからない!
まずはゲド戦記という作品を観ていて感じた方も多いかもしれませんが、とにかく物語に一貫性がなく理解できない・・・と嘆く方も多いのではないでしょうか??
例えば、「真の名をあげる」なんていきなり言われてもちょっと意味不明ですし、主人公も敵も一体何を目指しているのか?
物語の本筋が見えにくいですよね??
たしかに洋画などもいきなりシーンが変わることはありますが、それらは意図的に行なっており、後ほど点と点が線で繋がるというシチュエーションはありますが、なんだかゲド戦記は理解できずに
意味不明
だという意見が多いですよね??
また、端的に表すと、
支離滅裂
だという意見もあり、
「一体、今作では何が言いたんだよ−!」っと嘆く方が急増していますね・・・
ゲド戦記のネタバレはコチラ!
そこで、ゲド戦記という物語の中でこのシーンは絶対に気になるという場面を切り取り、わかりやすく解説していきたいと思います。
主人公アレンが父親を殺す!?
まずは物語の主人公(アレン)が、ストーリーの序盤で肉親である父親を殺すというシーンが映し出されますが、彼にも複雑な心境があり、無意識のうちに自分の父親を刺すというとんでもない行為に及んでしまいました。
なぜ彼が父親を殺してしまったのか?ということについては以下の記事にまとめていますので、気になる方はチェックしておきましょう!!
ハイタカとテルーの出会い。
アレンは衝動的に父親の命を奪ったことで、恐怖に晒されてしまい、我が国を捨てて逃亡します。
ただ、父親を刺したことが何か関係しているのか?実態のない影に襲われてしまい、今にも心のバランスが崩れてしまいそうなところを、
ハイタカという旅人に救ってもらったわけです。その後は、ハイタカに何かを悟られたのか?ハイタカの勧めで共に旅立つことになりました。
ただ、向かったホート・タウンという街では、人を狂わせる薬が売買されていたりと何だか怪しい雰囲気が漂う町並みでした。
そんな街で、人刈りのウサギに襲われそうになっていた少女(テルー)を見かけて、アレンは一時的に彼女を救いますが、彼女からは冷たい視線で見られるという始末に。
しまいには、後日アレンは連れ去られてしまい、ウサギ達の奴隷になってしまいました。
そんな時にハイタカが魔法の力でアレンを救い、彼らはハイタカが昔からなじみのあるテナーのところを目指します。
またまたテルーとの再開!?
ただ、ここでちょっとしたハプニングが・・・。なんと、テナーの家にはあのテルーが暮らしていたのです。
テルーは過去、親に捨てられており、テナーから拾ってもらったというわけです。
結局、アレンとハイタカを含めて4人での生活が始まるわけですが、テルーはアレンには心を開かずに相変わらず冷たく当たっていたわけです。
そんなある日、アレンがクモ(悪女)にさらわれてしまい、またウサギ達によってテナーも誘拐されてしまいます。
ハイタカも力を失う・・・
ことの事態に遅れて気づいたハイタカですが、テルーから事情を聞き、慌てて城に乗り込みます。
しかし、クモの城では思うように魔法が使えず、あのハイタカでさえも無力になってしまいます。ハイタカまで拘束されたことで、最後の頼みの綱はテルーになりました。
ハイタカからアレンの剣を受け取っていたテルーは、クモの城に乗り込みます。
アレンを救い出す
アレンの姿はもう変わり果てており、クモに真の名を告げたことでクモから洗脳されていたわけです。要するに、クモから支配されたことで悪男になっているということです。
ただ、テルーはその暗い闇に沈んでいたアレンを救い出し、アレンとテルーは各々の真の名を告げます。これで完全にアレンとテルーの心が一致したわけです。
ただ、クモも強力な魔法を駆使してアレンを追い込み、城ごと破壊しようと企みますが、
ここでもテルーが一仕事こなし、なんと竜に変身してクモを倒すわけです。
そして気になるラストですが、アレンは父の命を奪った罪を償うために国に帰っていくのでした・・・
ゲド戦記の考察はコチラ!
先ほどのネタバレである程度のストーリーが把握できたと思いますが、一体何が言いたいのかわからない・・・という方のために、
ゲド戦記という物語の作者が伝えたかった事を個人的な考察も含めて解説していきます!
では、ゲド戦記の考察に移りますが、今作では主に以下の点を強調していたと考えており、
- 内気で陰湿な少年は現代の若者の象徴。
- 力を持っている者はその使い方を間違ってはいけない。
まずは主人公アレンという人物のキャラクターに注目していただきたいのですが、彼の性格はとても物語の主人公とは思えないぐらい内気で、
精神面が崩れているちょっと変わった少年という役どころです。
私たちの実生活に重ねてみると、現代社会では彼のように内気な性格の若者が多く、それらも相まって「うつ病」なども流行していますよね??
ただ、そんな希望の持てない少年でも、人との出会いやある出来事によって心境が変化し、前向きな気持ちになれるんだ!ということを伝えたかったのではないでしょうか??
また、“力を持っている者はその使い方を間違ってはいけない”というフレーズについてですが、コチラは幼い子どもよりは大人の方が敏感に察するフレーズではないでしょうか??
例えば、物語の中でクモ(悪女)がこの世を支配するというシーンがありますよね?また、アレンまで支配しようとして、この世を自分のカラーに染めてしまおうと企んでいたわけです。
要するに、今作ではクモという悪女がたびたび力を持っているシーンが見受けられますが、その力を持っている人が使い方を謝ればとんでもない事態が起こるというわけです。
現実的に会社組織に当てはめてもらえればわかりますが、権限のある会社の上司が乱暴に部下を使っていては組織が成り立ちませんし、
組織の長が誤った方向を向いていれば「人は近い人から影響を受ける」わけですので、必然的に周りの人も誤った価値観に染まってしまうわけです。
何も会社組織ではなくても、組織という括りでまとめられることは全て当てはまりますし、部活動のリーダーでも同じことが言えますよね?
“人の上に立つ”
という意味を改めて考えさせられる良い映画ですね!
ゲド戦記ってVODで無料視聴は可能なの?
ジブリ作品だけに、まだまだ観る視点によっては作者の言いたかったことは沢山見つかるはずですので、先ほどの考察なども参考にしながら独自の考察を深めてみることをお勧めしますが、
そこで気になるのがVOD(ビデオ・オン・デマンド)などのサービスを利用して「ゲド戦記」がもう一度観れるのか!?ということです。
ただし、
残念ながらジブリ作品はVODで視聴することができないんですよ・・・
私もU-NEXTやHuluなどのサービスを利用して、もう一度観たいと思っていましたが、あえなく撃沈してしまいました。
ただ、ゲド戦記の中古DVDはジブリ作品の中でも特に安いと評判で、新品の値段に比べれば圧倒的にお買い求めやすい価格になっています。
もしスグにでも「ゲド戦記をもう一度観たい!」という方はDVD情報をチェックされてはいかがでしょうか??
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
しまじろう
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