ちはやふる映画(上の句)のネタバレ考察！

広瀬すずさんがヒロイン役をつとめている作品だけあって、ファンも多い映画「ちはやふる」。

原作も累計2100万部を超える大ヒット漫画だけあって、実写版の勢いもとどまることを知りません。

2018年3月、いよいよ完結編『ちはやふる‐結び‐』が公開されますので、どんな結末が待ち受けているのか？ワクワクしますよね？

ところで、完結編が公開されるにあたって、前回の物語を振り返る方々が多いのも事実。

そこで今回は、映画「ちはやふる‐上の句‐」のネタバレや、実際に視聴した上での考察を述べていきたいと思います！

映画「ちはやふる映画　上の句」のネタバレ！

それでは、映画「ちはやふる　上の句」のあらすじ＆ネタバレを公開していきます！

※ここからネタバレです！

かるた祭の名人位・クイーン戦の3年前・・・

東京都立瑞沢高等学校で物語はスタートします。

モデルで有名な綾瀬千歳の妹・千早（広瀬すず）目的で、同じクラスの男子生徒は、千早（かるた部）に飛びつきます。

が、しかし、

本気すぎる千早の札の取り方（だるまや壁に札が刺さっている）にビビって、おもわず全員が部屋から出て行ってしまいます・・・

それを見ていた太一（野村周平）は、屋上で「一緒にかるた部を作ろう！」と千早から告げられます。

実は千早と太一は小学校の同級生で、中高一貫の進学校に進んだはずだった太一が、なぜ千早の高校へ来たのか？千早は疑問に思っていましたが・・・

太一の回答は、「家から学校が遠いので、あと3年も通うのはシンドイ・・・」

とのことでした。

でも、それはあくまで表面的なものにすぎず、

太一が千早の通う高校に進学した理由は・・・千早のことが好きだったからです。

千早と太一の他に、もうひとりの幼なじみが居ます。それは、眼鏡を掛けた・新（あらた・真剣佑）です。

小学校時代は3人でかるたをしていましたが、一年間だけで彼は福井に引っ越してしまったのです。

千早は、「私たちにはかるたがあるから、また会えるんじゃないの」と言って、かるたを続けています。

「新と3人で続けるって約束したもんね！」という千早に対し、太一は嫉妬して「俺はサッカー」と言って去りました。

で、現在のシーンに戻りますと、

千早は、「日曜の大会で優勝したら、一緒にかるた部を作ってくれ」と、太一に告げ、その大会で本当に優勝しました。

太一は千早の本気度を目の当たりにして、かるた部に入部することに。ただ、部活動を開始するにはまだ人手が足りません。最低、部員が5人必要なんです。

その後、

茶道部から古い畳をいちゃつきながら、畳を持ち寄る二人を見て、名前を覚えてもらっていない、通称：「肉まん」西田優征も、入部を決めました。

あと2人です。

同じ頃、千早が学校中にばらまいていたポスターを見て、「着物の袷が逆だ…」と、気になっていた呉服屋の女子・大江奏（上白石萌音）も誘われ、入部しました。

これであと一人。

まだ入部を希望していないのは、とっつきにくい「机くん」と呼ばれている駒野勉（森永悠希）です。

太一は「百人一首は頭を使う。進学の時に有利だ」と言いながら、なんとか駒野のプライドをくすぐり・・・駒野は入部を了承しました。

これで5人揃ったので、かるた部の活動は認められました。テニス部の顧問、宮内妙子（松田美由紀）が、兼任の名ばかりの顧問を勤めます。

かるた部の部長は太一が引き受けることに。

千早は勇気を出して、新に電話をします。「かるた部作ったよ。全国大会行くから、近江神宮まで会いに来てよ」といいました。楽しそうに電話をする千早。太一は複雑な面持ちで、それを見ています・・・

競技かるたの永世名人だった祖父の介護で、福井に戻った後も、新は、「かるたをしていれば、またきっと会える。あいつらと、そう約束したんや」と一人で練習を続けています。

5人揃ったかるた部は、千早から基本的なルールを教わりながらいよいよ始動します。

かるた部のレベルアップのため、ゴールデンウィークは強化合宿をすることに！合宿は、府中白波会。原田先生の指導のもと行われます。

が、まだ部を創設して間もない千早たちの面々は、他の高校には手も足も出ない状況です。特に、強豪校の北央学園高校と練習試合を行いましたが、全く敵いませんでした・・・

その頃、

太一と新は久しぶりに再開し、新に携帯電話のメモを貰い、「千早にも教えておいてくれ」と言われますが、太一は悩みます。

小学生のころ、太一は新と百人一首で対戦することになり、千早にいいところを見せたかった太一は、最強の新の眼鏡を隠した過去がありました・・・

その不始末が原因で、太一は「かるたの神様に見放された…」と思っています。

実際、太一はお互い最後の一札になった時（運命戦）で、一度も自陣の手札が読まれたことがありませんでした。運に見放されているのです。

ある日、かるた部の5人は富士山へ行くことになりました。

「田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ」

という一首に、思いを馳せました。

太一は、「俺がいつ神様に見放されたかわかっている」というと、大江奏は、「自分でわかっていれば、それで十分です」、

「それと、恋は身近にいる方有利です。応援していますから」と付け足して行きました。

帰り道、千早は太一に「ありがとう、かるたを好きで居てくれて」と礼を言われますが、太一は千早に、新の携帯電話の番号を渡せずじまいでいました。落ち込んだ太一は分梅神社に行きます。

神主の原田先生に、「俺、わかったんです。青春全て賭けたって、俺は新に勝てないって」と。卑怯なこと（眼鏡を隠したこと）をしたから、運に見放された。と、太一は思い込んでいました。

原田先生は、「それは、やれることをやった人だけの特権なんじゃないかな？」「（青春時代すべてを）賭けてから言いなさい」と言いました。

ここで太一は、一皮むけます。

そして、いよいよ東京都大会の日が訪れます。

大会の日、袴を着た5人。団体戦なので、経験者の千早、太一、西田の3人が勝てば、勝ち上がれます。途中、奏も1勝しますが、駒野は一度も勝てていません。

徐々にプライドを削られていく駒野。ついに、他のメンバーとの乖離に戸惑いを感じた駒野はその場から立ち去ろうとします。

俺は、数合わせだったんだろ！と、泣き叫ぶ駒野。

説得をする太一と千早は、ここで今まで自分たちがチームになりきれていなかったと感じます。なんとか都大会を勝ち進み、決勝相手は強豪校の北央学園高校。

強化合宿では全く歯が立たなかった強豪校です。

なんとか駒野を説得して、競技には参加してもらえることに。

ついに、北央学園高校との決勝戦。

千早の対戦相手は、白波会で負けたドS須藤でした。駒野は正座して札を取ろうとすらしません。

そこに、太一、西田、奏が駒野の肩に手を置き、駒野はチームの絆を思い出すことが出来ました。

それを見た太一は、「千早、もう大丈夫。俺たちを信じて、自由になれ」。千早は髪の毛をかきあげ、真剣モードになり、皆に声掛けをします！

駒野も一拍遅れて声を出しました。「田子の浦」の札を取った太一と奏はハイタッチをして、千早は、読み手の発生の前の息を聞き取り、札を取る判断をします。

理解できないドS須藤は、「雑なかるたとりやがって！」と起こります。次の瞬間、白目をむいてぶっ倒れている千早を見て、「死んでる！」とショックを受けました。しかし、これはいつものことなので、と、運ばれていきました。

太一は苦手な運命戦にもつれ込んでいました。お手つきには注意の状況。かるた運の無い太一は、敵陣を抜く気で、素振りの練習を初めて行います。

プレッシャーに負けた太一の対戦相手（木梨）は、空札なのにも関わらず、自陣の札に触れてしまい、お手つき。太一率いる瑞沢高校の優勝が決まり、千早は太一に抱きつきます。

千早はすぐに新に電話し、「新、勝ったよ。行くよ、全国大会！」と告げます。

太一は、「お前に言わなくちゃならないことがある」と、眼鏡を隠したことを新に告白しました。「かるたで超えてみせる。新」と宣言します！

それに対して新の答えは、

「太一、俺はもう、かるたはやらん」という意外な返答でした。

これが、映画「ちはやふる　上の句」の大まかなあらすじ＆ネタバレですね！

映画「ちはやふる　上の句」の考察！

ここからは、実際に映画を観た感想や考察を述べていきます。

映画「ちはやふる」については、原作の漫画がベースになっているため、そもそも大まかなあらすじを把握されていた方も多いはずですが、

私のように原作を全く知らない方も沢山いらっしゃると思います。

初めて“競技かるたの物語”と聞いて時には、なんだか地味な映画なのかなぁ・・・なんて想像していましたが、実際はここまで胸が熱くなる物語なのかと驚愕しました。

本編を一度でも観たことがある人ならわかりますが、

映画「ちはやふる　上の句」の見どころは２つあると思います。

１つは、全くのゼロからスタートした「かるた部」が、様々な困難を突破して都大会で優勝するという瞬間ですね！

物語の前半は何だか危なっかしい部員たちも最後は１つにまとまり、競合相手に物怖じせずに勝利した瞬間は観ていて感動を覚えました。

また、かるたという地味にみえる競技が、これほど奥深く、観客を熱狂される競技なのだと改めて感じましたよ。本作をキッカケに、競技かるたの世界にどっぷり浸かる人もきっと多いのではないでしょうか？

２つ目は千早、太一、新の3人の関係性から、どのような恋愛物語が進んでいくのかというワクワク感ですよね。

「ちはやふる　上の句」を観た限りでは、太一が千早に対して好意を抱いているのは間違いないですが、千早が２人をどう見ているのか？現時点では全く予想できません（泣）

ますます、続編の映画「ちはやふる 下の句」が気になります・・・

まぁ〜「上の句」の時点では、やや新が優勢というところでしょうか。なんせ、新の実力は天才的だったのですから。それに焦る太一の様子も見て取れますよね！？

ただ、あくまで「上の句」では恋愛模様をハッキリさせていない点は、製作者側もさすがだなぁ〜と思いましたよ。

「ちはやふる　下の句」では、

いよいよ千早と新が再開しそうですし、3人の恋愛事情も進展がありそうです。

また、かるた部においても新たなメンバーが加わるという情報もありますので、もう続編が早く観たいですー！！