Netflixオリジナル作品、「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」を視聴したので、各話あらすじと感想を報告します!
この作品、前々から気にはなっていたのですが、明石家さんま役の小出恵介さんが未成年女性との飲酒・淫行騒動で降板した為、急遽玉山鉄二さんを代役に据えドラマの撮り直しが行われていた関係で、配信が延期されていました。
そんな本作も2018年7月20日よりNetflixにて全話一挙に配信され、ようやく僕も視聴完了しました。
全体を通しての感想ですが・・・
予想を上回る
笑いあり涙あり
の傑作でした!
主人公・ジミー大西役の中尾明慶さん、明石家さんま役の玉山鉄二さん、二人の演技が見事な程各々の特徴を捉えていたと思います。
まぁ、ちょっとさんまちゃんイケメン過ぎたとは思いますが(笑)
中尾くんに至ってはまさにハマり役と言っても過言ではありません。
今後キャリアを重ねていく上で、彼の代表作として認識される日が来る可能性も十分あり得ます。
まるで、ジミーちゃんが中尾くんに憑依したかのようでしたから・・・。
以下、本作の主なキャスト一覧です。
・中尾明慶…ジミー大西役
・玉山鉄二…明石家さんま役
・木南晴夏…大西のマネージャー高宮京子役
・佐藤浩市…テレビ局プロデューサー・三宅恵介役
・池脇千鶴…大竹しのぶ役
・六角慎司…Mr.オクレ役
・尾上寛之…村上ショージ役
・生瀬勝久…ジミー大西の高校教師・野球部顧問役
・手塚理美…ジミー大西が気になる女性と一緒に入った定食屋のおかみさん役
・温水洋一…ジミー大西が運び込まれた病院の医師役
その他、濱田マリさんや何と木村拓哉さんも出演しています。
キャストをパッと見ただけでもどんな作品なのか興味が湧きますよね。
てなワケで、早速第一話のあらすじから報告していきたいと思います。
第一話
※以下、ネタバレを含みますのでご注意下さい
ボーイズリーグの名門八尾フレンドで活躍していた大西少年は、スポーツ推薦で野球の強豪校に進学するも、ベンチが出すサインを覚えられず、選手をクビに。
野球が出来る以外に何の取り柄もなく、成績は1ばかり。そんな大西(中尾明慶)を担任の教師(生瀬勝久)が吉本興業に雇ってくれるように頼み込み、なんば花月の裏方として働き出した頃、当時芸人としてアイドル的人気を誇っていたさんま(玉山鉄二)と出会う。
大西のあまりのアホさ加減と素人のような振る舞い(なんば花月の雑用係なので素人ではあるのだが)に辟易していたさんまだが、自身の野球チームに欠員として呼ばれた大西の野球の腕前を認めた事で急接近。
以来、取り巻きの末端構成員として認識するようになる。
そんな大西にギャラが発生しないからという理由で、舞台の話が舞い込む。
さんまに憧れるが故、初舞台で大爆笑を取ろうとした大西は、何と放送禁止用語を大声で発し、舞台は暗転。
大失態に落ち込んでいる大西。そんな折、目の前にさんまの姿が。
そこで大西から幼少期のエピソードを聞いたさんまは、その面白さと大西を馬鹿にした奴らを一緒に見返してやりたいという想いから大西を叱咤激励する。
その直後、大西は吉本の部長から初舞台の失態の責任を取らせる形でクビを言い渡されるのだが、そこでさんまが啖呵を切る。
「大西クビ言うんやったらね、俺も吉本辞めたるわ!」
と。
第二話
吉本興行のドル箱スターであり、絶大な人気を誇っていたさんまが辞めると聞くや否や、部長の顔色は変わり、大西は無事クビを免れる。
そして、さんまの口利きにより、大西の新喜劇への出演が決定。
周囲から馬鹿にされつつも奮闘する大西を、陰ながら応援するさんま。
そんな中、亡くなった初恋の人に似ていた新喜劇の新入り女優に恋をした大西。
東京へ行くという彼女に着いて行く事を勝手に決意し、さんまに新喜劇(芸人)を辞めると伝える。
第三話
結局、新入り女優は大西に手紙を残し、一人で東京へ行く事に。その手紙で大西は天才と言われる人達も努力している事を知る。
それはさんまも例外ではなく、売れっ子になっても舞台袖で芸の勉強をしているのであった。
そんなさんまの姿を目の当たりにした大西はさんまに弟子入りを志願。
しかし、弟子を取らないスタンスのさんまからは断られる。
が、大西を目にかけていたさんまはぼんちおさむに「弟子にしてあげて欲しい」と頭を下げる。
そして大西は晴れてぼんちおさむの弟子として迎え入れられた。
そんな矢先、ひょんな事から入った占いで、占い師に色時掛けされ、自分を見失っていくのであった。
※この第三話のワンシーンに木村拓哉が出演しています
第四話
占い師に身も心も心酔した大西は、花月の備品を売ったり、知人や芸人仲間からお金を借りたり、謎のお経を唱えたりと、行動が徐々にエスカレート。
そんな中、芸人仲間の財布を盗もうとした事で、遂にぼんちおさむからクビを言い渡される。
そこで村上ショージ(尾上寛之)らさんまファミリーが立ち上がり、占い師の元へ直接出向き、大西に近寄らない事を約束させる。
が、さんまの連絡先を入手していた占い師は今度はさんまに直接電話をし、「大西の子供を妊娠した」と告げ、手切れ金を要求。
その手切れ金の受け渡し現場を週刊誌にスッパ抜かれたさんまは、予定していた新番組を降板させられる事に。
責任を感じた大西は大阪から東京まで出向き、さんまの為に撮影スタッフやプロデューサーに謝罪。
大西が謝罪する姿を目撃したさんまは、大西を自分の元へ置く事を決め、「ジミー大西」という芸名を与える。
第五話
さんまの運転手として雇われるも、相変わらずミスばかりのジミー。
一方さんまはこの頃、ドラマ「男女七人夏物語」の顔合わせで大竹しのぶ(池脇千鶴)と出会う。
そんな中、ジミーに転機が。
さんまのラジオの新コーナー「貧乏自慢」に村上ショージ、Mr.オクレ(六角慎司)らと共に抜擢され、そのラジオを聞いたひょうきん族のディレクター三宅恵介(佐藤浩市)が番組内でそのコーナーをやりたいとさんまにオファーしたのだ。
結局、ジミーにはまだ早いとの事で代役が立てられ、ひょうきん族出演はならず。
しかし、ジミーはさんまの傍にいられるだけで幸せなのであった。
第六話
五話の終わりで救急車に運ばれたジミーは、運ばれた先の病院であろう事か点滴をラッパ飲みするという珍事を起こす。
理由は「点滴が一滴ずつ落ちるのが遅い為、飲んだ方が早い」というジミー流の解釈から来たものであった。
その入院中、見舞いに来たさんまから笑いの手ほどきを受け、芸が上達。
その後、さんまの計らいもあり、今や伝説的お笑い番組とされるオレたちひょうきん族への出演が決定。いよいよジミーが芸人として人気を博す事に。
この頃、さんまは大竹しのぶと結婚。
人気芸人となったジミーにもマネージャー高宮京子(木南晴夏)が付き、仕事をバンバン入れられ、忙しい日々を送る事となる。
そんな中、某番組の収録にてジミーが警察犬にニオイ対決で勝利してしまい、スポンサーである警察の面目を丸潰しにしてしまった。
その責任を取る形でジミーのマネージャー高宮がクビを宣告される事態に。
第七話
さんまの計らいで高宮はクビを免れ、その事に恩義を感じ、マネージャーとしてジミーを支える決意を固める。
しかし、「人間ではなく動物」と言われるジミーの扱いに困惑する。
悩んだ末、さんまにアドバイスを受けた高宮はジミーの煩悩を断ち切る為、より仕事を忙しくする事に。
そんな中、ジミーがエアガンで襲撃されるという事件が勃発。
ジミーを玩具にして楽しんでいた犯人に憤慨する高宮。
その後、高宮はさんまと紳助に頼まれていた芸能人絵画オークションに出品する絵を描く為のアトリエをジミーにあてがう。
仕事を忙しくしていたのもその為であった。
第八話
芸能人絵画オークションに高宮の顔を描いて出品。それが30万円という思わぬ高値がつく。
その結果、絵の仕事が舞い込むようになり、芸人と画家の狭間で悩むジミー。
そんなジミーの元に芸術家・岡本太郎から手紙が届く。
手紙には「四角い枠に囚われるな、キャンバスからはみ出しなさい」という称賛の言葉が書かれていた。
そんなジミーが絵を描く理由は高宮の喜ぶ顔が見たいからであった。
芸人とマネージャーとして二人三脚でやってきた二人の間に恋が芽生え始めた矢先、個展に出展する為に作成していたジミーの絵が、雨漏りで全てダメになってしまう。
最終話
個展に出展する為に作成していた絵が雨漏りでダメになり、絶望するジミー。見かねたさんまは村上ショージらをそれとなく促し、かつてジミーが芸能関係者や芸人仲間に送っていた作品を集め、それを個展に出展する。
個展は大盛況に終わり、ジミーにスペイン行きの話が舞い込む。
しかし、敬愛する岡本太郎の死を知ったジミーは絵を描く意味がわからなくなり、筆を置く決意をし、スペイン行きを拒む。
そんなジミーをさんまが叱咤激励し、好きな事(絵を描く事)に邁進する道を薦める。
岡本太郎と同様、自身が最も尊敬するさんまに愛のある後押しをされたジミーは、スペインへ行く決断を下す。
その三年後、スペインへ同行したマネージャーの高宮と結婚し、近々日本で個展を開催する旨の手紙がさんまファミリー宛てに届き、物語は幕を閉じる。
視聴を終えて
全話を通して感じたのは、さんまさんのジミーさんに対する愛の強さです。こんなに面倒見の良い人間、そうはいませんよ!
これは愛無くして不可能です。
もちろん、ジミーさんがさんまさんを慕う気持ちも負けてはいませんでしたが・・・。
まさに究極の師弟愛を見た気がします。
第一話の啖呵を切るシーンなんか、最高でした。
ジミーさんが「さんまさんは僕のスーパーマン」と言ったのも頷けます。
そして玉鉄さんちゃんのセクシーな事!もう男の色気ムンムンでした。
さんまさんは、村上ショージさんらさんまファミリーの構成員から若と呼ばれているのですが、玉山さんはその呼称が非常に様になる男前でした。
また、個人的に秀逸だったのがジミーさんとマネージャー京子さんの恋愛模様。
中尾くんと木南さんだからこそ、自然な形で描けたのだと思います。
第一印象はお互い良くなかったのに、いつの間にか・・・っていうあのパターンが本当にナチュラルに描けていたと思います。
それにしてもジミーさん、絵上手過ぎっ!
巨匠・岡本太郎が認めただけはあります・・・。
「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」はNetflixにて独占配信されていますので、興味のある方は是非ご覧下さい!
原作者・明石家さんま氏が直々に現場を取り仕切っていた事もあり、各キャストの演技は非常にリアリティがあります。
そして皆、大阪弁上手!
ネイティブである僕から見ても違和感のあるイントネーションが少なかったです。
ただし、「木南さん大阪弁上手!」と思っていたら普通に大阪出身者だったりしたので、キャストの何割かは関西人も混じっているとは思いますが・・・。
また、各話開始前のジミーさんとさんまさんの掛け合いも面白いので要チェックです!
以上、最後までお読み頂きありがとうございました!
しまじろう
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