買取業者からの「無料で訪問査定します」という電話。それ、押し買いです！

こんにちは。女性記者ココナッツです。

皆さんは自宅の固定電話に買取業者を名乗る人物から電話がかかって来た経験はありませんか？

電話内容は

「ご近所のお宅へ不用品の査定に伺いますので、不用品等ございましたらついでに査定させて頂きます」

といったものが多いです。

「ご不要になった電化製品や切手等、何でも結構ですので査定させて頂きます」という文言に主婦はもちろん、どんな方でも心が動かされるはずです。

「ラッキー！あのラジカセ捨てたかったんだよね！」

「ブラウン管のTV、ずっと倉庫に置きっぱなしだったから超助かる！」

「しかも無料！」

さて、勘の鋭い方はここで「ん？」と思うはず。

何故なら、今や粗大ゴミを捨てるのにお金がかかる時代だからです。

そんな時代に自宅にわざわざ来てくれ、無料で不用品を査定し、TVやラジカセを買い取ってくれる親切な業者が存在するなんておかしな話ですよね？

業者は「ラジカセやTVの中の部品も再利用する」と言いますが、ラジカセの中の部品を再利用するとして、一体それになんぼほどの価値があるのか？

小一時間問いただしたくなります。

よく、不用品回収車が住宅街でスピーカーをかけながら徘徊していますが、あれも無料じゃありませんよね？

「不用品を無料で」という文言はアポイントを取り付ける為のきっかけに過ぎず、そんな謳い文句は真っ赤な嘘なんです。

彼らの目当てはずばり

貴金属や宝飾、ブランド品

なんです。

今回は実体験と知人の体験を交えた押し買いの恐怖を皆さんにお届けしたいと思います。

恐怖！押し買いの巧妙な手口

押し買い業者は「ご近所に伺うついでにどうですか？」等と最もらしい口実でターゲットに電話をかけてきます。

そこに「無料で査定しますよ」という殺し文句が加わる為、了承してしまうケースが少なくありません。

知人曰く、査定の約束を取り付け、不用品を用意して玄関口で待っていると、屈強な男が査定にやって来るそうです。

そして、電化製品をさらっと査定(と言うより興味がなさそうに適当に見るだけ)した後、貴金属はないか？宝石はないか？と執拗に聞いてくるそうです。

そして何と、

勝手に玄関を上がって来る

そうです。

もはや不法侵入ですよね。

あまりのしつこさに形見の着物を一部、安値で売ったそうですが、

「この男が帰ってくれるならこの着物ぐらい売っても良い」

とまで思いつめたそうです。

知らない人間に家を物色される精神的苦痛に耐えられなかったそうで、その時は「警察を呼びますよ」という相手を撤退させる最も効果的な言葉が出なかったと言います。

被害に遭わない為には？

押し買い業者のターゲットは女性と高齢者です。

電話をかけてくるのは女性である事が多いです。私と知人の場合も女性でした。

知人の話を聞いていた為、私は「我が家に不用品はありません」と丁重に断ったのですが、電話をガチャ切りされました。

それはもう、

何？あの女、感じ悪っ！

レベルのガチャ切りでした。

相手方の会社の電話番号と名前を控えてネットで検索しましたが、全くヒットせず・・・。

まともな会社だったらあのガチャ切りはありえないので、おそらく押し買い業者だったのでしょう。

なお、電話を受けたのが男性であった場合、「査定に立ち会うのは誰か？」という事を執拗に聞いてきます。

これは知人の場合がそうでした。

おそらく、屈強な男にすごまれたら抵抗出来ない女性や高齢者を狙っての事でしょう。

その卑劣さが許せませんよね。

よって押し買いの被害に遭わない為には、

• 不用品を無料で査定して買い取る等というウマい話に一切のらない
• 業者と約束を取り付けてしまった場合は男性に立ち会ってもらう

という2点を抑えておきましょう。

まとめ

恐怖の押し買い体験、いかがでしたか？

いきなり電話が来て「不用品を無料で査定します」というのは実に怪しいので、疑ってかかりましょう。

ですが、無料で査定してくれたり、出張査定の費用が無料なちゃんとした買取業者は存在します。

それらちゃんとした業者は「不用品であれば何でも良い」などという事は言いません。

私達素人が思ってもいなかったものに価値があったりはしますが、楽器であったり骨董品であったり、電化製品でも最新型のものや少し修理したら使用出来るものであったりします。

要するに、プレミア価値が付くようなものでなければ誰も買い取らないんです。

押し買いは「不用品処分」を大義名分に私たちに接近して来ますから、価値があるもの以外に興味を持つ買取業者は存在しないと肝に銘じておきましょう。

なお、近年はネットで簡易査定をした上で不用品の買取を行っている業者も存在します。

便利な世の中ではありますが、ただのガラクタを無料で査定して買い取ってくれるなんてウマい話はありませんので、その点は十分注意しましょう。

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。