こんにちは。女性記者ココナッツです。
「晩婚化」・・・今ではすっかりお馴染みの言葉になり、その言葉通りに日本人の初婚年齢は年々上昇していると言われています。
なんでも1年で0.2〜0.3歳ずつくらい初婚年齢が上がっているみたいです。
2020年の予測値では、男性の初婚年齢が32歳、女性が30歳になるそうです。1900年代初頭は、男性26歳、女性22歳という若さだったのに、一体なぜこのように晩婚化が進むようになったのでしょうか?
メディアでは様々な意見が飛び交っており、中でも女性の社会進出や派遣などの非正規雇用による不安定な収入が原因だと言われています。
そして、「実家暮らし」もまた原因の一つにあげられています。
本日は晩婚化の原因について、私なりの見解でお話ししていきたいと思います。
女性の社会進出
近年、女性の社会進出が進み、女性が一人で自立できるようになったので、一昔前の女性の結婚適齢期(25歳前後)で結婚を意識する人が少なくなったと言われています。
しかし「女性が一人で自立できるようになった」というのは男性目線の意見であり、まだまだ女性の職場における待遇は向上の余地があると言える状況です。
とは言え、男女雇用機会均等法が施行される以前と比較したら大きく変わった事は事実ですので、
「女性の社会進出」が晩婚化に拍車をかけている可能性は高いです。
女性でもバリバリと仕事をこなし、社会で活躍して出世したい、将来はこういう風になりたい、というビジョンを持って働く人もいる一方、
結婚するまでの腰掛感覚で働いている人が存在するのも事実です。
かつて女性の年齢はクリスマスケーキに例えられていましたが、そんな話今職場でしたらコンプライアンス的に大変な事になります・・・。
派遣などの非正規雇用による不安定な収入
派遣などの非正規雇用増加による不安定な収入も晩婚化に拍車をかけていると言われています。
正社員でも給料が少なかったり昇給がなかったり等でなかなか結婚に踏み切れないという声も聞きます。
これは主に男性側の晩婚化問題で、女性は派遣や非正規の人程結婚に前向きな印象です。言葉は悪いですが結婚相手を「パトロン」や「ATM」のように考えている人もいます。
収入が低いor不安定な男性とパトロンを求める女性・・・。
完全にミスマッチですよね。
一昔前なら男性の収入が圧倒的に多かったし、家事も手間がかかりました。
ですが、今は男性の収入が下がり(と言うより増えていない)、家事は各種電化製品の登場で比較的楽に。
これでは結婚に対して「コスパが悪い」と考える男性が増えても仕方がないと言えます。
一人暮らしの方が「楽」に感じてしまいますから。
実家暮らし
実家暮らしが晩婚化の原因になっているという意見もあります。
黙っていてもご飯は出てくるし、家庭によっては掃除や洗濯もしてもらえる。家賃や水道光熱費が払えなくても、生活が脅かされることもない。しかも、家族に囲まれているので孤独感が全くない。
確かに、実家でそのような生活をしていると、「結婚したい」という願望は芽生えにくいでしょうし、「結婚しなければ」という使命感のようなものに駆られるのは遅くなると思います。
家事全般に食費、家賃や光熱費の支払い等、一人暮らしを経験しなければ身につかない生きていく上での基礎知識が習得出来ていない事は結婚にマイナスに働くと言えます。
ですが、「一人暮らし=偉い」というのもまた短絡的な話で、様々な事情で実家暮らしをせざる得ない人も存在します。
ここで言いたいのは、「早期に結婚をしたいのであれば一人暮らしがマスト」だという事です。
一人暮らしの経験が結婚生活にプラスに働く可能性は高いですが、一人暮らしが長くなると他人との共同生活に支障を来す恐れもあります。
まとめ
一つ一つ晩婚化の原因となっているものを見ていきましたが、その全てが密接に絡み合い、晩婚化を招いていると感じました。
女性の社会進出は人手不足もあり、今や必然ですし、収入に関しても、ここ最近の日本は終身雇用が崩壊しかけているにも関わらず、一度レールから転落してしまうと這い上がりにくいというシステムは未だ健在です。
実家暮らしもまた、一人暮らしをするだけの金銭を得にくいという懐事情とセットになっていると思います。
固定費の高騰で以前より国民一人一人が自由に使えるお金が減っているので、あらゆる方面で節約志向に走るのは至極当然です。
これら諸問題はそう簡単に解決出来るものではありません。
結婚し、子供を育てる事は人間(動物)の本能だという意見もありますが、どんな動物でも最も優先されるのは生存本能です。
今や晩婚化どころか非婚化に向かっていますから、今現在の普通の生活を維持し続ける事に皆が必死になっている状況であるとも言えます。
私が思うに、晩婚化や非婚化の大きな問題は子供の数の減少なのですから、ここは思い切って婚外子を増やす方向で舵を切るのがベストであると考えます。
フランスがかつて少子化問題に直面した際は、結婚制度を崩壊させ、事実婚をスタンダードにしました。
離婚も増えましたが、子供の数も増えました。
女性の社会進出を推奨し、もう後戻りが困難な所にまで来てしまった日本も、フランスと同じ道を辿る事でしか出生率上昇は見込めないと思います。
同時に、移民の流入も致し方ないでしょう。AIの発達が人手不足解消に繋がればまた変わって来るとは思いますが・・・。
紙切れ一枚の「結婚制度」に拘るあまり、真の目的である「出生率増加」が達成できなければ意味がありませんので、
この記事をご覧になっている少子化問題に携わっている方には是非参考にして頂きたいです。
以上、最後までお読み頂きありがとうございます。
ココナッツ
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