女性記者ココナッツです。
以前、子供部屋おじさん&おばさんに関しての記事を書きましたが、その記事で書いた私の論調とは全く異なる興味深い記事を先日東洋経済ONLINEにて発見しました。
その東洋経済ONLINEの記事『生涯結婚しない「子供部屋おじさん」が急増』(リンクエラーの為リンクは削除)を要約すると、
母親の歪んだ息子愛が日本を存続の危機に陥れている
との事でした。
少子化及び非婚化は日本だけで進行しているものではないにも関わらず、
「非婚化の原因はマザコン日本人男性にある」
という半ば一方的な決めつけに少々首をかしげたくなりました。
そこで今回は、「子供部屋おじさん」が本当に日本を存続の危機に陥れているのか?について考えてみたいと思います。
非婚化及び少子高齢化の原因は男女どちらか一方にあるわけではない
女性の皆さん。
「少子化の原因はお前達女が子供を産まないからだよ!」と言われたら腹が立ちませんか?
そして、こんな事を公の場で言ったら大問題に発展しますよね?
では、「非婚化少子化の原因はマザコン男とその母親」と言われて、該当する実家暮らしの男性はどうでしょうか?
良い気分はしませんよね?
今のご時世、一方の性にジェンダー的役割を押し付け少子化を打破しようと考えるのは「古い」です。
この記事を書かれた方はどの年代でも男性の方が女性よりも5%程出生数が多い事をご存知ないのかも知れませんが、男性の生涯未婚率が女性より高い=非婚化の原因は男性にあるという解釈は筋違いな気がします。
なお、記事内では「子供部屋おばさん」に関してはさらっと触れたのみで、「数が多いから男の方がタチが悪い」といった論調でした。
独身男性が皆、実家の子供部屋で暮らしているのでしょうか?
調査する中で非婚化及び少子高齢化に関しては「どちらか一方の性が悪い」という事はないとの考えには及ばなかったのでしょうか?
男性はあまり声を大にして言いませんが、女性が男性にしている無意識のセクハラに、我々女性は気を付けるべきだと思います。
セクハラと言っても身体的なものではなく、旧社会の男らしさやジェンダーを押し付けるような言動です。
例として、「家事は女の仕事」「結婚して一人前等」などの前時代的な言動です。
女性である自分がされて嫌な事は男性も嫌なんですよね。
また、「マザコン男」という言葉がありますが、女性が母親を大事にする事は親孝行として扱われるにも関わらず、男性が母親を大事にする事は「気持ち悪い」「マザコン」と揶揄されがちですよね。
これも「妻である私を最も大事にして欲しい」という願望を持った女性のエゴ・押し付けではないでしょうか。
まとめ
非婚化の原因は、純粋に結婚制度の限界であると個人的には思います。
「男が悪い」「女が悪い」ではなく、多様な性の在り方を考慮した建設的な解決策について考えていくべきではないでしょうか。
と言うより、今の時代・これからの時代はそうあるべきなんだと思います。
人口の多さでゴリ押しする人海戦術的な経済政策では、今後厳しくなっていく事は明白ですから、
人口減少を「日本存続の危機」と捉えるのではなく、一人一人が豊かになれるような方向へシフトしていく事を考えるべき段階だと私は考えます。
以上、お目汚し失礼いたしました。
ココナッツ
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